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教室案内―読書作文講座 [教室案内]

今回は、「読書作文講座」のご紹介です。
4月当初は「絵本とことば」クラスとして、
低年齢のお子さんを対象にご紹介していたクラスです。
ですが、参加者は以前から在籍の人で、
初めに予定していた内容では、刺激が足りない様子でしたので
今は、講座内容を変更して実施しています。

このクラスでは、毎月1冊の本を取り上げ、読解に挑みます。
取り組む作品は、長く読み継がれているもの、名作として知られているもの、にしています。
4月は『スーホの白い馬』、5月は『ないたあかおに』でした。

月3回の授業で、以下のようなことに取り組みます。
(毎月、全ての活動を行うわけではありません。物語によって、取り組む活動を選びます。)

・絵本の読み聞かせ。ストーリーを理解する。
・音読でことばのリズムや表現技法を体感する。
・絵を見ながら、再話に挑む。
・絵本の表紙・挿絵などを読解する。
 色・画面構成・ものと人の描き方など、画家が表現しているものを見抜く。
・物語に「なぜ?」を問う。
・物語の底を流れる価値観を捉える。
・現代に置き換えて考える。
・「もしも?」や「そもそも?」と問い、物語の場から離れて理解を膨らませる。
・「一言感想」ではなく、「書評」や「分析・考察」をするつもりで作文に挑む。
・場合によっては、考えをさらに深めるため、書いたものを推敲する。
・どこかに発表したいものができたら、応募してみる。


最初は、初心者向けの講座のつもりでしたが
結局は、読解・意見文講座でやるようなことを、
3週かけてじっくりと取り組むクラスになりました。

本科では、1コマもしくは2コマで読解作文に挑みますから、
どうしても駆け足の文章になります。
「読書作文講座」では、3コマかけて一つの物語に取り組めるので、
作家と画家の表現意図を汲みつつ、
自身の価値観を問い直す機会をしっかりと得ることができます。

読書感想文に取り組むことは、非常に意味のあることです。
しかし、残念ながら学校は忙しくて、作文にも感想文にも、
平時は取り組む時間がないようです。
ですから、夏休みの宿題として感想文が用意されるのですが、
物語の読み解き方、考えの深め方をあまり経験したことがない子どもたちは
せっかくの機会を生かし切れず、「やっつけ仕事」で終えてしまうようです。

「読書作文講座」は、毎月読書読解に取り組むことで、
物語を捉える力と意見の深める力を育てていきます。
上の活動例を見ると、少し難しそうに見えてしまいますが(筆力不足ですね)
教室の講座の基本は「楽しく!でも深く!」ですから、
どの年齢の方でも、ご参加いただけます。



「読書作文講座」は、岐阜本部教室のみの開催です。
現在は木曜午後4:45~5:45に月3回、行っています。
水曜の4:30~5:30にも、ご希望の方がいらっしゃれば、新設を検討するつもりです。

また参加者には、読解作文以外の作文にも挑んでいただきたいので、
月1回、第4週の同じ時間に、「準・本科」を設けています。
読書作文講座を受講される場合は、
準・本科を組み合わせてお取りいただくことをおすすめします。
準・本科では、物語の読解以外の課題を用意し、
表現の幅を広げられるよう配慮しています。

読書感想文に継続して挑む機会など、他ではなかなか得られません。
本好きの人も、本はほとんど読まない人も、
名作の世界にじっくりと取り組む時間を楽しみませんか?
お問い合わせ、お待ちしております!


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