SSブログ

感想文講座を受講される前に・・・ [課題―感想文]

只今、夏季講座の案内を鋭意創作中です・・・。
「感想文講座」をメインにすると決心したものの、
「宿題を仕上げるためのお手伝い講座」と受け取られてしまうと
ちょっと大変なことになるなぁと思いつつ、作っています。

感想文は意見文。
「ちょっと」「1~2時間で」「ささっと」仕上げられるようなものではありません。
それにふだん「なぜ?」と自分に問いかけていない人、
「わからん」「しらん」が口癖の人は
自分の感覚や感情を深く追うことをしていないのですから
意見といいますか、考えを言葉にするだけでも
かなりの時間と体力を使うことになります。

ああ、言うまでもないですが、
「わからん」「しらん」を言う人が、考える力がない、ということではないですよ!
すぐに答えを出そうとしすぎていて、
「何度も自問自答する」経験を重ねていないだけのことです。
「わからん」「しらん」をすぐ使ってしまう人でも、
言葉や感覚のスイッチさえ入れば、
問いをよく自分に引き付けて、体験に裏打ちされた言葉を生み出していけます。

そのきっかけとなることを願って作ったのが「感想文講座」です。
すぐに書けなくて当然の講座、なのです。
1コマ目(90分)は、原稿用紙には決して向かいません。
何をテーマにするか、何を素材とし、どう語るかを考える時間にします。
作文が苦手な人の場合は、テーマの抽出と自分への置き換えを念入りに。
作文が得意と自認している人には、「ありきたりの」「正しそうな」考えに落ち着きそうなところを
たぶん、わざと壊します。
用意された答えを、当たり前の筋道で書いたところで
新しい自分を作ることはできません。

なぜ、自分はそう信じているのか。
根拠もないのに、なぜそう信じるのか。
自分の実体験がどうかかわっているのか。
その考えの意味をどう証明するのか。

そんなことを何度も問いかけて、
自分は今、何を基盤として生きているのかを、改めて見つめてほしいと思っています。


感想文なんてすぐ書けちゃうよ、
楽に書けるから参加してね、
みたいなことは決して言いません。いえ、言えません!

参加してくれる人と私は、「対話」することになります。
お互いにけっこうキツイ時間になります。
こんなオドシをかけたら、みんな参加しないかもしれないけれど
でも、キツイ対話はきっと、「ちょっと先の自分」を作るものになるから、
よし! と気合を入れておいでいただけたらなぁと思っています。

参加を呼び掛けているのか、蹴散らしているのか
わからないブログになってしまいましたが、
「そういうのが大事なのよ!」と共感していただける方、心よりお待ちしています。


案内は基本的には書面でしています。
こちらの姿勢を理解していただくために用意した案内ですので
お問い合わせの際は、恐れ入りますがご住所をお知らせください。
どうぞよろしくお願いいたします。
コチラ[次項有] ことばの泉 作文教室

 

そうそう、今年は宮川先生の課題図書攻略本、早めに出ましたね。
学校指定で、どうしても「課題図書」で書くしかない人、
ぜひぜひ、この本で「自問自答」を重ねてみてください! おススメです。

「とっちゃまん」の読書感想文書き方ドリル2013

「とっちゃまん」の読書感想文書き方ドリル2013

  • 作者: 宮川 俊彦
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2013/06/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)








nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。