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作文嫌いさんの感想文本の選び方 [課題―感想文]

ううむ、はやいはやい、また1週間経ってしまいました。
来週の土曜日、22日は、岐阜の単科クラス。
7月は夏季講座になりますので、今学期最後の単科です。
皆さん、どうぞご参加くださいね。

 

さてさて、今回は「感想文の本選び」について少し。

普段本を読まない人にとっては
「本を読む」ことも大きなハードル、
「文章を書く」のも大きなハードル。
どちらもいっぺんに飛べ! …というのは、辛い話です。

ですから、ターゲットをどちらか一方に定めてください。
感想文が宿題なら、「書く」ことからは逃げられないのですから
「書く」方を中心にして、「本を読む」のは楽にできるようにするといいと思います。

ということで、作文嫌いの人におすすめの本の選び方。

短いとか長いとか漢字が多いとかは関係なし!
とにかく、自分が語れるジャンルのものにする! のです。
野球が大好きな人なら、野球の本。
ピアノをやっている人はピアノ。
アメリカに住んだことのある人は、アメリカを舞台にした話。
引っ越しをしたことがある人は、引っ越す話。

感想文には、本から離れて自分を語る部分を入れるのも一つの手法なので
自分の中から言葉がどんどん!たくさん!出てきてしまうことが入っている本を
わざと選ぶのです。

こうなったら、一度本なんか忘れてもらってもいいくらいです。
とにかく自分のことを生き生きと語ってもらって
その後に少し、本の内容と自分との接点に目を向けて
「違い」や「同じ」を見て、「人」を考える部分を作れば、それは十分「感想文」になります。

人物の分析や話の構造を読む、ということにはならないかもしれませんが、
「自分に引き寄せて、私たちの世界を読み解く」ことにはつながっていきます。
本は自分を客観的に見つめるきっかけとなるものです。
本を通じて、自分を豊かに語る、
そんな夏にしてもらえれば、「作文嫌い脱却」の一歩となるはずです。

実際、この方法で「なんだか楽しく書けてしまった!しかもすごくたくさん!」という人が
毎年います。
これがきっかけ。
次の年は、もう少し「ものごとの定義」や「人の生き方」に目を向けたり
「当たり前!」と思うことについて、何を根拠に「当たり前」と感じるのかを考えたり
していけばいいと思っています。

 

どうしても、作文が億劫・・・の人は、
ぜひ、本を決めてから書くのではなくて、
自分の中で語りたいテーマを見つけてから、それに沿う本を探してみてください。

すこ~し、ずるい気もしますか?
であっても、ターゲットは「書く」体験を積むということ。
掘り下げたいテーマを持っていた方が、言葉が強くなります。
そういう書き方もあっていいのです。

お試しあれ。


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