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一寸法師と「鼻」 [課題―読解]

あるクラスでは、一寸法師を読み解いた翌週、芥川の『鼻』を読みました。
何が共通していて、何が違うか、考えてみようと投げかけ
皆で考えを出し合いました。

「鼻の内供も一寸法師も、圧倒的な違いを生まれた時から持っている。」
ということを言った子がいました。
生まれた時から違いを持つ。
いい着眼点です。
本当はみんながそうなのに、それに気づいていないとか、
目に見える形で違いを突きつけられて生きるとはどのようか、とか、
考えてみたくなります。

「鼻の内供はコンプレックスの自分の鼻自体を短くしようとしたけれど
一寸法師は背を高くするために都に行ったのではない。
直接、何かを直すことをしたか、していないかに違いがある」
という意見も出ました。
人の行動の目指すものの違いが何を生むか。これもテーマとなります。

「同じ」や「違う」を見つけることは、
作文のテーマとなることを見つけることでもあります。
文中には
『ただ人と違うのが嫌というだけで自分の特徴を無くした。一寸ぼうしとは逆に、自分の姿を見ようとしもしないで鼻を短くしたのだと思う。』
とありました。
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