感想文ミニ講座⑧ 第1部「はじめに」 [課題―感想文]
感想文ミニ講座⑦ 第1部「はじめに」
さて、第1部「はじめに」について。
感想文を読む学校の先生達は、
「ぼくは、この本を読んで~」
で始まる文に、きっとあきあきしていると思う。
作文に限らず、やはり第一印象は大事だ。
だから最初の一文は、読み手をひきつけるものにしたいね。
ということで、「はじめに」では、本の内容にいきなり入らず、自分を語ることから始めてみる。
前にも言ったけど、感想文 読後意見文は「己を語る」ことが命だからね。
たとえば本が、動物についてのものだったら、自分の家のペットのことから書いてみる。
ペットは、動物でなくてもいい。昆虫、は虫類、飼っていないけどゴキブリとか?でもいい。
「生き物と自分」について考えてみて、思いつくことから入ってみる。
「戦争」の本なら、最近みた戦争ドラマの中で気になったシーンをあげてみるとか。
おじいちゃん、おばあちゃんから聞いた話から始めてみるとか。
本のことだけで勝負しない。自分の知識体験全て使って、勝負する。
そうそう、第3部で語ろうとしているテーマは何だった?
それとからめて書いていくのは、もちろんいい手法だよ。
「○○とは・・・である」なんて始めてみれば、
意見を述べようとする姿勢を初めからアピールできる。
できればね、最初の一文の主語を「ぼくは」にしないで、別のものを主語にしてごらん。
そして、短く、スパッと終わらせる(つまり、「。」をつける)。
それだけで、印象はずいぶん変わる。
書き出しの一文には凝っていいと思うよ。
ぴたりとはまれば、その後の言葉はすらすらとうかんでくるはずだから。
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