感想文ミニ講座⑩ 第3部「テーマにせまる」 [課題―感想文]
感想文ミニ講座⑩ 第3部「テーマにせまる」
さあ、第3部だ。
書く前にテーマについて十分に考えぬいた人なら、ここはもう楽勝だ。
ただ、この部は一番量が多いので、
第3部の中でも、何をどのくらいの量で書くか、先につかんでおいたほうがいい。
入れ込む3つの素材を、どの量で書くか。
同じ量ずつでなくていい。
最後の一つを短く、濃く書くこともできるし
その逆で、ぐんぐんと追い込むように長く書くこともできる。
君が語りたい内容にあわせて、分量を決めていけばいい。
書く際は
「なぜ」「もしも」「たとえば」「逆に」と投げかけていくのがヒントになるだろうし
自分の体験を見えるように描いていくこともできる。
2つのことを比較したり
登場人物と自分の相違(似ているところと違うところ)を見つめたり
「○○は××だ」と定義付けたり。
人は、いかに生きるべきか。
それが見える部分を入れられるといいね。
君が語りたいテーマが、その言葉が、何度も感じられるものになるといい。
論説文では、筆者のいいたいことが、表現を変えて何度も文中に出てくる。
だから君も、それをする。
同じ言葉を気楽に何度も使わない。
強く言いたいことは、言い方を変えて、何度も読み手に訴えていく。
上の2つを心がけて書いてごらん。
読み手の存在を意識するんだ。
それが、「書く」ときの、一番大切なことだから。
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